産休中だから、結構時間があって、読書してます〜
ガラスの城 松本清張

去年あたりドラマ化もされてたみたい。
時代背景が昭和で、今の感覚で読むと斬新。
男性社員の出世競争とか、女子社員は結婚することが当然でオールドミスが浮いて見えるとか、今の感覚と違ってて面白かった。
殺人が起きて、女性社員が調べる、というスタンスも好き。読みやすかったのは、女性目線で書かれていたからだと思う。
犯人は最後までわからなかった。松本清張おもしろい。また別な本を読んでみようと思う。
レモンと殺人鬼 くわがきあゆ

世界観はちょっとダークかも。コメディとかの要素はない。
暗い世界観で、主人公が最後そこを脱却するのに勇気づけられた。あとありがちな善悪を基準にしていないところというか、色々ぶっ飛んでいた。
たくさん裏切られた。
結末は、全く予想できないところに着地した。
この世にたやすい仕事はない 津村記久子

これはじんわり面白さがくる。読了まで結構時間がかかってしまった。ゆっくり味わうタイプの小説という感じ。
淡々として物語が進む中で、所々じんわりユーモアが仕込まれていて、くすり、と笑えるところもある。
主人公は色々な職を転々とするが、どれもちょっと変わっている、まず現実ではあり得ないような仕事で、フィクションっぽい感じ。淡々と仕事をこなすかと思いきや、謎の展開が起きて、きな臭くなってきたりする。
ラストは良かった。良い読了感。
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